カンヌを酔わせた大正ロマン
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■1999年5月20日、カンヌの大スクリーンいっぱいに若いアーチストの夢が具象化した。
―――――――河原畑寧(映画評論家)

■映像的完成度の高さに引き込まれた。ドラマに対してのあの的確なキャメラ・ポジションは天性のものだ。
―――――――阪本善尚(撮影監督)
■切り絵化された過去への憧れが、明日に投影され、だまし絵のプリズムとなって、立ち上がる見事さ。若い才能が貯えた、スタティックな官能。
―――――――堂本正樹(演劇評論家)
■大正時代を舞台に、竹久夢二と女たちの歪んだ交情を、しっとりと、かつ斬新に、日本の伝統美に目を配りながら完璧な構成で描いたこの作品は何度見ても素晴らしい。
―――――――朝日新聞(1999年12月8日)
■極上のアンビエントに浸るような居心地の良さ。久しく出会っていなかった類の作品。もしかすると初めて出会った、かもしれない。「情緒」とか「憂う」とか、そんな言葉が一番に浮かんだ。取り巻くものすべてがひどく速い渾沌とした日常のなかで、こんなにも、エレガントでノスタルジックな感覚になれるとは…驚きだった。思いもよらなかった。日本の女は普段我々が感じているよりはるかに美しく、濃密な色香を纏った美しい生き物だった。
―――――――タウン情報誌・おきなわクラブ(2001年12月号)

■あの若さでこれほどの演出力を持った映画作家に出会うチャンスに恵まれ、『夢二人形』をノミネートできたことは私の自信につながりました。皆さんも私が初めて『夢二人形』を発見した時と同じ感動をお持ち頂けることを願っています。この作品のエレガントかつ神秘的な美しさを観た後では彼の長編を期待せずにはいられないでしょう。
―――――――ローラン・ジャコブ(カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門選考委員長)

■ゴッホ、モジリアニなど今まで何人もの画家の映画を見た。才能のままに生きる画家の映画はあったが、画家に毒を与える女性を描いたのは『夢二人形』が初めてだ。才能を持つことは、時として悪魔に見入られること。運命のままに生きた画家の姿を23歳で描ききるなんて映画監督・山崎達璽は末恐ろしい。
―――――――小張アキコ(映画評論家/画家・中島實夫人)

■「カンヌ映画祭正式出品」という話題と映像センスのみで語られがちだが、堅牢な構成の脚本も大きな魅力だと思う。
―――――――朝日新聞(1999年12月22日)
■入賞はしなかったが、擬古典的なスタイルで画家竹久夢二の恋愛生活を描く黒白の繊細な絵作りは、入賞作と比べて見劣りのしない出来ばえだった。
―――――――読売新聞(1999年6月2日)

■入賞は逸したが、一位の作品と比べても遜色の無い出来で、山崎監督は大いに自信をつけたようだ。
―――――――キネマ旬報(1999年8月上旬号)

■大正という時の移ろい、妖しくも凛とした爽やかさ、大胆にして繊細な演出、神秘的官能美で、夢二に添った三人の女性に迫る映像。山崎達璽に私は毒を盛られた。
―――――――片岡佐吉(人形屋佐吉主人)





 
 
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